NANOBUBBLE Shaker

  • 2024 / Sanki / Japan
    Shaker
    Assistant Designer : Masaya Kawamoto

  • A shaker generates nanobubbles just by shaking, which helps dissolve protein drinks etc, improving penetration and absorption. Ease of drinking, using, and cleaning have been pursued down to the last detail, resulting in a design that blends into everyday life. We aimed to have it not only for those who train but also for a wide range of people to incorporate it into their daily lives.


  • ナノバブルは洗浄力や浸透力、吸収力などで大きなメリットがあり、近年は農業、食品、水産、洗浄と多方面の分野で採用され始めているが、飲食分野ではまだ採用ケースが少ないと感じている。パンデミックにより人々の衛生・健康意識が高まった昨今だからこそ、人々に広くその効果を認知してもらい、少しでも生活の質が向上されることを目指して開発を始めた。三葵コーポレーションの最も得意とする化粧品容器製造のノウハウや技術をシェーカー開発に活かした。プロテインだけでなく飲料水や青汁、マウスウォッシュなどでもナノバブル効果が認められており、「シェーカーはトレーニングをする人が使うもの」というイメージが強い中、どうしたら日常生活で使ってもらえるかを考え、様々なシーンで人々が身近に感じられる製品としての佇まいを目指した。またシェーカー普及のため、法人向けにロゴ印刷対応にてシェーカーのカスタムOEMを承る予定である。

    大きな曲線で構成された緩やかな下窄まり形状は、手に持った際、握りやすく振りやすく、フタを開ける際の指掛かりにもなる。本体の径サイズは特に吟味し、女性でも握りやすいサイズでありながら大口径で飲みやすく、かつ手を入れてスポンジで洗いやすいサイズとなっている。本体の飲み口は、フタを取り付ける際に必要なネジ部分の位置を下げることにより、ネジ部が口に触れず飲むことができる。かつ飲み口の断面を滑らかなカーブ形状にして口当たりがより柔らかくなった。大口径であり、外しやすいバブル発生パーツ、つまみやすいリブの付いたシリコンパッキンなど、容易に分解できる構成にして洗いやすさを追求した。使いやすさを考慮した造形を散りばめつつも、全体として主張しすぎないすっきりとした形状にまとめ上げ、日常に馴染みやすいカラーにすることで、シーンを選ばずテーブルウェアとしても違和感なく長く使えるデザインを目指した。

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